奈良西ロータリークラブ
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2017〜2018年度
国際ロータリーテーマ
2017〜2018年度 国際ロータリーテーマ
 
2017〜2018年度
RI第2650地区スローガン
2017〜2018年度 RI第2650地区スローガン
奈良西ロータリークラブ 会長挨拶
 
第2650地区ガバナー 田中 誠二

2017〜2018年度 第2650地区スローガン

第2650地区ガバナー田中誠二

はじめに
 職業を通じて活き活きとした地域づくりや豊かな文化の創造に貢献したい、未来を担う子どもたちや若者を支援したい、人々が健康で平和に暮らせる世界をつくりたい、このようなロータリーの奉仕の理想を胸に、私たちロータリアンはそれぞれの地域社会に根ざした活動を展開しています。

 2650地区は、福井、奈良、滋賀、そして京都の4つの府県にまたがる多様な地域性と個性豊かな風土や文化に恵まれ、世界に類まれな実績や歴史と伝統を誇る第97クラブで構成されています。各クラブ、各会員が異なりを認め合い相互に敬愛し、世界的な視野を持ってロータリーの奉仕の理想に取り組めば、新たな気づき、出会い、そして学びが生まれ、想像を超えた素晴らしいことが実現できると確信します。

 ロータリーが創始された20世紀初頭に想いを馳せると、時は第1次世界大戦の終結直後、自由の国アメリカ合衆国では、未成熟な資本主義が不安定な社会を招き、禁酒令の時代が間近に迫っていました。ロータリーが誕生したアメリカ中西部の大都市シカゴにおいては、著しい経済成長の一方で、社会のモラルや職業道徳の低下が際立つようになっていました。

 こうした混沌とした世相の中で、弁護士ポール・ハリスは友人3名とともに、同じ志と価値観を共有できる仲間との出会いを目的にロータリーの会合を構想します。その後、ロータリーは、高潔さ、多様性、慈愛、友情、平和を信じ、「人生の最大の目的は人類のために奉仕すること」を信条とする人達の手によって大きく発展します。当時のロータリアンは、個人がロータリーの奉仕を実践し周りに良い影響を与え、個々の力を全体の力に終結することで、混迷を極める社会を少しでも明るくしようとしたのではないでしょうか。

 それから以降、職業の道徳的水準を高め、奉仕の理想を追求する人の和を広げて、世界の平和と繁栄に貢献することを目標とするロータリーは、国境、民族、言語、宗教の壁を越えて、地球規模に広がりました。今では、200以上の国々と地域に534の地区、35,000の志を同じくするクラブが存在し、会員総数122万人を誇るまでに発展しています。


時代の要諦ロータリー
 しかながら、ロータリが創設されて1世紀以上が経過しても、人類は未だに紛争や災害、病気などの危機にさられているのが現状です。近年、紛争に対する刹那主義や拝金思考の浸透が懸念される中、利他的な考え方や高い道徳心を持ち、職業を通じて人類の福祉増進に貢献するロータリーの精神こそが、現代社会に求められる規範意識ではないかと思います。このように人心の荒廃が危惧される時代にこそ、ロータリーの哲学や理念を実践するロータリアンの地道な活動が必要であると確信します。

 時代は移り変わってもロータリーは、職業論理や高潔性を重んじる経済人や専門職業人はじめ善良な人たちの集まりです。そして、貧困の撲滅や疾病の予防、紛争の解決など、世界の平和や地球の持続可能な発展に向けて、他の奉仕団体や多様な国、地域とのパートナーシップを通じた多方面にわたる多彩な貢献をしています。
 2020年には、日本に初めてロータリークラブが設立されてから100年の節目を迎えます。質素倹約の中に自然を愛でる心やお互い様の気持ちをもって隣人との絆を大切に思う心、神仏を尊ぶ心など、先人が大切に伝え育んできた日本の心は、ロータリーの「超我の奉仕」の実践哲学と共通するものであると考えています。自然や環境と共生しながら持続可能な社会の発展をめざすという世界共通の課題に対して、人としての生き方、地域の在り方を示唆してくれるもではないかと思う次第です。


愛着と誇り
 2017-18年度イアン ライズリーRI会長は、「ロータリー:変化をもたらす(Rotary:Making a Difference)」をテーマとされました。会長のテーマの発表アドレスでは、「奉仕を通じて人々の人生に、地域に、世界に変化をもたらし、ひいては、ロータリアンそのものの人生を豊かに生きよう!」と力強く語られました。また、「ロータリの枢軸である倫理観の重視と『超我の奉仕』の理念もと、各クラブとロータリアンがそれぞれどのように変化をもたらすことができるか、自由に議論し、行動してほしい」と述べられています。
 これを受けて2017-18年度は、「愛着と誇り」を地区のスローガンとしました。我々が奉仕の理想を胸に秘め、人生や仕事、クラブの魅力を引き出し、よりよい地域づくりと日本の発展、さらには世界の平和と繁栄に向けて、変化をもたらすことにつなげたいと考えます。
 ロータリーには、112年の歴史があります。その間、会員と地域社会の変わりゆくニーズに対応しながら、ロータリー自身も成長し成熟してきました。しかし、その根底にあるものは同じです。それは、地域社会と世界に変化を生み出したいという願い、そして、ロータリーを通じてそれを実現しようとする人が集まった組織であるということです。
 我々はこれからもロータリーを通じて生涯の友人と出会い、地域社会との連携を深めることで絆を育み、地球規模で意義ある奉仕に取り組みたいと思います。近年、国際ロータリーでは、ロータリーが永続的にダイナミックな組織であり続け、世界中の地域社会に貢献するための指針となるロータリー戦略計画を打ち出しています。その中で優先項目として、クラブの強化、人道的奉仕の重点化と増加、そして、公共イメージと認知度の向上が挙げられています。
 これらを実践していくためにも各クラブが、持続可能な発展を見据えたありたい姿を描き、その実現に向けて中長期の視点に立った奉仕事業を計画し、活き活きとした自信と輝きに満ちたクラブを目指すことが肝要です。また、2016年の規定審議会でクラブの柔軟性がさらに高められたことを受けて、会員同志が世代やロータリー歴を超えて建設的な議論を交わし、限りなき道ロータリーの奉仕の理想に向かって、明るく、楽しく、ニコニコと取り組んでまいりたいと思います。


奉仕と親睦の融合
 ロータリークラブは、多彩な職業からなる会員の集合体です。その基本は、社会の各層を代表するロータリアンが例会や活動に参加して奉仕の心を学び、その想いをもって親睦を深めることで、より一層奉仕の心を深め、充実させていくところにあると考えます。ロータリアンには、「超我の奉仕」の精神の下、職業を通じて我が国の地域社会や広くは世界に奉仕することで、人格や人としての魅力を磨き高めていくことが求められています。そして、奉仕の心を家庭、職業、地域社会、国際社会で実践することが私たちの使命であると確信します。
 言い換えれば、クラブは奉仕と親睦の融合の場であり、会員同士の親睦を深め友情を育むことで、共に奉仕の理想に向かって活動するための絆が深まると考えます。また、ロータリアン一人ひとりが職業人として、社会に果たすべき役割を自覚し、その責任を果たすことを通じて、より善き人生を歩むことがロータリーの哲学そのものではないかと考えるところです。
 以上を踏まえて、以下の4つを実践することで、さらに魅力的で個性豊かなクラブの創造につながるよう、地区は応援団の役割を果たしていきます。


1.愛着と誇りをもってロータリーを楽しみ、日々の暮らしにロータリーを実践しましょう。
天から与えられた仕事を通じて社会に奉仕し、眼を大きく見開き視野を広め、自ら心を開くことで日本のみならず世界のロータリアンとつながり、世界のために奉仕するとこで「超我の奉仕」という哲学の意味を知り、実践し、それを楽しみましょう。

2.愛着と誇りをもってビジョンを描き、クラブの将来を構想し、創造と変革に挑戦しましょう。
クラブの成り立ちと歴史を振り返り、創始の精神と伝統を大切にしながら、ロータリーの奉仕の理想の実現に向けた将来のクラブのありたい姿を構想しましょう。そして、ありたい姿に向かって計画的に取り組んでいきましょう。また、柔軟な発想と新たな着想で、創造的で独自性溢れ、活き活きとした自信と輝きに満ちたクラブづくりに挑戦しましょう。

3.愛着と誇りをもって個々の力をクラブ全体の力にしましょう。
人々の人生を変え、地域、国、そして世界に変化をもたらす奉仕を実践するために、会員一人ひとりの卓越した個性と優れた能力をクラブ全体の大きな力にしましょう。魅力ある会員のもとに魅力ある人が集まります。各年齢層、世代ごとに他者を魅了して新たな仲間を加え、地域にロータリーの知名度と公共イメージを向上させ、会員の増強を目指しましょう。

4.愛着と誇りをもって異なりを認めながら、相互に敬愛しましょう。
会員一人ひとりのロータリー感を醸成し、それぞれを尊重しながら、クラブやロータリーの発展に向けてお互いに支え合い、補い合い、異なりを認め合って相互に敬愛する寛容の精神を大切にしましょう。





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